出会い その後 番外編 killing time2




撮影が早朝なので、前の晩はホテルに泊まらせられた
なんだかいやな予感がしたので、ノリコは連れて来なかった

部屋に入った途端、はっと気がつく

「そういうことか…」



深夜、ノックをする音がしたが
そのドアは開かなかった…



「社長…どうします?」
「まあ、様子を見よう…」



その頃…イザークはノリコの実家で
自分の胸で安らかな寝息をたてるノリコを
愛おしくみつめていた



夜明け前、ノックの音に
そのドアは開いた

「よういはできてる」

そう言って、イザークが出てきた



「部屋にはいたようですね」
「熟睡するタイプかな…」



この一週間打ち合わせや、カメラテスト、衣装合わせなどで
(手足が長過ぎて既製の服があわず衣装はすべて特注だった)
毎日のようにイザークは
例のアパートから車で送迎されて通っていた


「きったねえアパートですよ…あの男にはまったく似合わない」
運転手が課長に言った

「女も一緒に住んでるんだろう」

「朝は 見送りに出てくることがあります
 帰りはいつも部屋の明かりがついていますから…」

帰宅の時は 、ノリコがそこで待っているかのように見せかけるため
アパートが近づくとイザークは部屋に明かりを灯していた

「一晩中部屋にこもって、出てきませんでしたよ」
あんな若者が、どこかへ遊びにいくでもなく…
運転手はちょっと気の毒そうに言う

何度か、運転手は社長の指示で夜通し見張っていた

「ふん…やはり相当食いつめてるらしいな…」


イザークはいつも部屋に入るとすぐに
シンクロしてノリコの家へ帰っていった
朝は時々ノリコを連れて戻る
その時は、イザークを乗せた車と行き違いに
父親がノリコを迎えに行った





「ほんとうにいい男よねぇ…」
「この世のものとは思えないわ…」

雑用係の女の子たちがうっとりとイザークを見ながら話していた

「メーク係は結局諦めたみたいね…」


撮影前…

「そんなものはいらん!」

拒否するイザークに
この機を逃したら二度と彼に接触出来ないと
覚悟を決めたメーク係が必死にせまっていた

「メークなんか、必要ないわよ」
「傷一つないツルツル肌ですもの…」

メーク係とのいざこざ以外にも
スタイリストが服を着替えさせてあげると
控え室代わりの車両に乗り込んできた
ADもコーヒやらサンドイッチやらを持ってきて食べろとせまる
カメラマンの助手 の子は、撮影前のテストだと言って
やたらデジカメで写しまくる


「ん…?」

あまりの慌ただしさについ気をそらしていたが
ノリコの気配が間近に感じられる


そちらを向くと、一台の車が止まった
助手席にノリコの姿がみえたので、慌てて駈けて行った




「ここで、何をしている?」

ノリコの腕をつかんだ

「章さんが見学にくるからって誘ってくれて…」

じろっと章を見る

「あ…いや、ついでだから声をかけてみたんだ」

ノリコを連れてきたので、喜んでくれるかと思ったのだが
意外なイザークの不機嫌さに章は慌てた


「寒いだろうが… 」

秋も終わりに近く、明け方は気温がかなり低い

「冷えたらどうする」


「大丈夫…コート着てきたから」

「だが…」


自分に用意された椅子にノリコを座らせると
周りを睨んで言った


「なにか、あたたまるものを…」


もう撮影に取りかかりたいと思っていた面々が
イザークの視線に、 慌てて荷物や車の中を探し始めた

待機用の毛布や膝掛け、使い捨てカイロなどが集まり
イザークはかいがいしくノリコの身体に巻き付けていく

「じっとしていろ」

そう言うと、やっとイザークは撮影に向かった

「…」




「あれ、なんだっただろう…」
「なんか、いつもと違ったよね」

めっちゃクールな彼が
その時はなんだか雰囲気が変わっていた

それに…

ノリコをちらっと横目で見る
そして聞こえないように小声で

「普通の女の子だよね…」
「わけありとかって、 全然そんな風に見えないし」

社内で人々はいろいろ噂していたが、イザークの相手は
駆け落ちしたひどく色っぽい人妻という説が有力だった

「でも、あの気の使いっぷり…」
「もしかして、すごい家柄のお嬢様かも…」



「ところで聞いた?あの歌手さ…」

このPVでは、熱唱する歌手と
イザークの映像が交互に映し出されて
二人が一緒に撮影されることはない

けれど歌手は、歌詞の内容を変更して
イザークとのラブシーンを撮らせろとまで主張したらしい

話を聞いたイザークから即座に却下されたが…



撮影は滞りなく行われたが、まだいくつか撮りたい場面があり
街路に人だかりがしてきたので、明朝もう一度ということになった


珍しく早朝から撮影を見に来た社長が

「彼女もせっかく来たのだし…」

スイートを用意するからホテルに泊まれと言う


「ええっ…いいんですかぁ」
嬉しそうに言うノリコの傍で、イザークは複雑な表情をしていた




『部屋に入っても、何もしゃべるな』

『え…』

部屋へ向かうエレベータ内でイザークが語りかけてきた

そう言えば、さっきからイザーク…なにか考え込んでいる


スイートは、居間と寝室に別れて豪華なつくりだった


二人はお茶を飲みながら
黙って向かい合って座っている


『どうしたの、イザーク?』

『昨日の部屋もそうだったが,ここには目と耳がある』

目と耳…

あ…とノリコは気がついた

隠しカメラとマイク…?
なぜそんなものがここに…


『ノリコ…』
イザークがノリコを見た


「なんか、すっごく豪華だよね、この部屋」
突然、ノリコが嬉しそうに言った

「ああ」
イザークは無表情にうなずく

「千津美たちも誘ってあげようかなぁ」
明るくさけんで

「電話しよっ」
とノリコが部屋の電話の受話器をあげた



「もしもし、千津美…」

「あっノリコどうしたの?」

「今ねっ、すっごい豪華なホテルの部屋にいるんだ…」

「え、いいなぁ」

「遊びにおいでよ! 今すぐ功と一緒に」

「で…でも、功は仕事が…」

「めったにないチャンスだよ…功だって仕事さぼってきてくれるよ」

「それは…」

「是非、功と来て…お願い! ねっ、ねーーっ」



なんだか、ノリコの勢いにのせられて

「じゃあ、聞いてみるね…」

そう言った千津美に、ホテルの名前や部屋番号を教えた

「せっかくだから、ビデオとか撮りたいんだけど…
 この前故障しちゃって預けたんだ、功の知り合いの専門家の人に…」

「…」

「もう直ってるかもしれないから、聞いてみてくれる?」

じゃあ、待ってるねと言ってノリコは電話を切った


受話器を置いたノリコは、ふーっと息をつく


『上出来だ…』

イザークが褒めてくれた




「友達のカップルを呼んだようですよ…」

「ふむ」


昨夜は部屋の明かりをつけず、厚いカーテンを引いたままだった
一晩中、真っ暗闇で…何の画像も捉えなかった
部屋に入った途端、眠り込んだのか?

夜中に女を訪ねさせたが、応えはなかった

見張りの目をかいくぐって
どこかへ出かけたのかと思われたが
朝はちゃんと部屋にいた…


今日は、なんだかひどく大事にしているので
彼女を一緒に部屋へ送り込んでみたが
ずっと黙ってお茶など飲んでいたかと思うと
いきなり女が友達に来いと電話している


「案外、倦怠期か…」
「友達のカップル呼んでどうするつもりなんでしょうかね」

ふっと社長が笑った

「面白いものが撮れそうだな…」




珍しく、千津美が仕事場に電話してきた
ノリコから、ホテルへ来いとかなり強引な誘いがあったようだ

ビデオの専門家…?



「ど…どうした、藤臣?」

いきなり立ち上がった功に、同僚が驚いて声をかけたが
それには答えず、功は別の捜査課へと向かった





章はイザークたちがいるホテルのロビーにあるカフェで
コーヒーを飲んでいた

相変わらずノリコにでれでれだな…あいつ
イザークの過保護ぶりを思い出して、くっと笑う

あいつと功は雰囲気だけでなく、性格もかなり似ている
功はあまり表には出さないが、ちぃちゃんにあれで相当過保護だ

やはり変だ…
話を聞いたときから感じていた違和感が
撮影を見てさらに大きくなっている

あいつはたとえ食いつめたって、PVなんかに出るはずがない



「!」

そんな章の目の前を、功が千津美を連れて横切った
数人の男たちがその後を追う


「お…おい」

声をかけられた功が、振り返って章を見る
なぜここに、兄がいる…?
表情は変わらないが、内心ひどく驚いていた

『兄さん…今何も言うな…』
そんな視線で睨まれて、章は黙った


その場で、他の男たちと別れて
功と千津美だけエレーベータに乗って最上階へと向かった





ノックの音がして、イザークはドアを開けた



「おっ、いきなりか…」
社長が嬉しそうに叫んだ


イザークは千津美と功を寝室へと案内し、ベッドに座らせた
そして居間で待っているノリコの手を取ると、やはり寝室へ向かう


「しかしあの娘、一度も一人で歩かんな…」
常にイザークが彼女の腕をつかんだり、背に手を当てたりしている


「最新の噂では、なんでも皇族の血を引くおひい様らしいですよ…」

「だとしたら、ほんとにすごいものが撮れそうだな…」


…その時、社長と運転手は思わず耳を手で覆った


「きゃぁ、素敵! ほんとうに豪華…」
「千津美…来てくれて嬉しいわ」

ノリコと千津美の嬌声が響き渡った
二人の娘がベッドの上に座って嬉しそうに話し始めた

「でもノリコのとこ(世界)のお館の方が、もっとすごかったけどね」


「やはり相当な家柄らしいな、あの娘…」
「そういう風には、見えませんがね」


きゃあきゃあと、二人のおしゃべりが止まらない

「ノリコ、こっちへ来てもう長いよね?」
「うん、妊娠がわかってすぐ来たからね…」

こっち…?

「あっちの世界が恋しくないの?」
「ちょっとはね…でもイザークがいっしょだから」

あっちの世界…?

「でもノリコは好きな時に好きな所へ飛べるから…」
「千津美、それは…だめ」
「あ…ごめんなさい」

二人は、隠しマイクの存在を思い出した



「わかったぞ…!」
突然社長が叫んだ

「な…なんです?」

「あのイザークという男…
 顔に似合わず、なかなかしたたかだな」

にんまりと笑う

「日本に旅行に来て、金持ちの世間知らずな娘をたぶらかし
 さんざん貢がせておいて
 子どもが出来たのであわててかっさらって逃げて来たんだ」

「普通、女を置いて逃げ出しませんか?」

「馬鹿を言うんじゃない…今の話を聞いとっただろう
 娘の家はただの金持ちじゃない、豪華な館に住んで
 今は触れられたくないらしいが、自家用飛行機もあるような
 あっちの世界…上流社会に属する一族だ、財閥かもしれんぞ…」

「…というと?」

「財産狙いに決まっとるだろ
 家族に知られたら子どもは堕ろさせられ、仲は無理矢理裂かれてしまう
 だが無事産まれれば、我が子がその一族と血縁になる
 だから、あれほど 過保護なんだ…流産したら元も子もないからな」

「相続からはずされたらだめなんじゃないですか」

「今は裁判をおこせばちゃんともらえるんだよ」

「でも子どもなんかいなくても、娘は首っ丈ですよ」

そんなお嬢様が、あんな汚いアパート暮らしでも
彼がいっしょだからとか言って
なんて健気なんだろうと運転手はすこし感心していた

「女の気持ちなんか…信用してはだめだ」
なんか暗い過去でもあるのか、社長はため息をついた

「すでに心がゆれているのかもしれんぞ…
 さっきの電話を聞いただろう
 あっちの男を仕事までさぼらせて連れてくるよう
 強引に頼んでいたじゃないか」

スーツ姿の功を見て言う

「日本人だし、まともな職業に就いているようだ
 不法滞在で無職な外人よりは、よほどましだろう…」


「けど彼女がいますぜ」

「あのちまっとした女の子かい?
 普通、大富豪の娘の方を 選ぶだろうが」

「ふーん、ではあの二人黙って並んで座ってますが…」

ふふっと社長は笑う

「心中では火花を散らしているにちがいない」





男たちはベッドに並んで腰掛けていた


「うえのあなにかめらとまいくがある…」
「ああ…」
天井の通気口に隠されているらしい…


二人とも俯き加減で、無表情に声を落としてしゃべっているので
ビデオで見ると、黙って座っているようにしか見えない


「あっちのへや…つくえのはなにまいく」

そうか…

いきなり寝室に案内されて少し焦ったが
つくえの上にある花のなかにマイクがあったのでは
いくらノリコと千津美が騒がしくしても
おれたちの会話が聞かれてしまうかもしれん


「かめら…へやにふたつずつ、ふろにひとつ」

「今、専門の調査班が調べている…」


イザークはもうどこからこの部屋が見張られているか
うすうす気づいていたが
警察に任せた方がいいだろうと放っておくことにしている


「時間を稼がなければ…」


ふんと言って、イザークが楽しそうな顔をした

また何か思いついたのか…



「すこしおどろかせてやろう…」

「?」





「それにしても、今やって来た男も悪くないな…」

あれだけ苦労して探してもみつからなかったというのに
今、カメラの前にイメージ通りの男が二人も並んで座っている

こんなものだろうか…


「あれれっっ、なんか大変なことになっちまってますよ」
運転手が声をあげた




いきなり功は立ち上がると
イザークの胸ぐらをつかんで投げ飛ばした
床に仰向けに倒れたイザークに馬乗りになると殴り始める

イザークは懸命に反撃しようとするが
鍛え抜かれた体格をもつ功に
細身のイザークではまるで歯が立たない

ぼごっ、すかっというすごい音も聞こえてくる



「や…やめて、功!」
「いっきなり、ど…どうしたの?」
娘たちが青くなって叫んでいる



「とうとう力づくで奪おうとしとるようですね」

「ああ…だがまずいぞ」

殴られたイザークの唇が切れ血が滲んでいる
顔には何カ所も痣ができていた

「撮影は明日もあるのに…やめさせなければ」

「どうやって?」

「おまえ行って止めてこい」

「む…無理ですよ、あいつやったら強そうですし
 ホテルの警備員でも呼びますか?」

「ばか、見張っているのをばらすようなものではないか」



二人がおろおろしながら、どうしようか迷っていると
部屋のドアが開いて数人の男がなだれ込んで来た

「◯◯署のものだ、盗撮ならびに恐喝の…」





「藤臣、現行犯で逮捕出来た」

耳に仕込んだイヤフォンから課長の声が聞こえて
功はイザークを掴んでいた手を離した



「ほんきでやれと、いったはずだが…」

イザークは何事もなかったようにすっと立ち上がり
口の血を手でぬぐいながら言った

「あまいな…功」


そう言われて、功は恥ずかしげに顔をそむける


「まあいい…あのあほうにはどうせわからん」


イザークはベッドの上で心配そうに見ているノリコに近づいていった

途中、功に向かって駆け出そうとする千津美の肩を押さえる

「気をつけろ」

おれにもガーヤやバラゴたちのお節介がうつったのだろうか…

一瞬イザークは浮かない顔をしたが
言いつけを守ってベッドの上に座ったままでいるノリコに屈み込む

「ちょっと遊んでいただけだ」

微笑ってそう言うと、そっと額にキスをした






「今回は協力してもらって…」
課長が部屋に来てイザークに礼を言っている

 しかし…藤臣に輪をかけた男っぷりだな…

「ひまつぶしだ…」

 愛想のなさも奴以上だ



社長と運転手が連れて来られ、隠し場所を教えていた

(おれが教えてやるのに…)


「あ…あんた、その顔で明日の撮影…」

手錠がかけられているにもかかわらず
気になるのか、社長がイザークに声をかけた

振り向いたイザークをみて、唖然とする

さっき確かにぼこぼこに殴られ
顔は痣だらけで、口からは血が流れていたはずなのに
イザークの顔には傷一つなかった


「おまえが、彼を殴りつけていたとこいつは言うのだが…」

「おれが…?」
課長にそう言われた功が、無表情に社長を見る

やはりひどく無愛想な顔でイザークも彼をじっと見た

二人から睨みつけられて、青くなった社長が言う

「す…すまん、気のせいだった」

イザークが事前に、寝室のカメラが発している波をたどって
録画ボタンを消しておいたので
女の子の会話も、男たちの争いも画像には残ってはいなかった


「あやまること、ほかにあるだろう…」
凄みのある表情でイザークが言った

ああ…これが欲しかったんだ…
クリエイターとしての社長は心の中で賛嘆するが

「すいません…もうしません」
素直に謝罪した



「あんた…」

「はい?」

やはり手錠をかけられている運転手がノリコに声をかけた

さっきからイザークの手は片時も彼女を離さない
そして彼女はそんな彼を心から信頼しているように
ただ寄り添って立っていた

男がどんな理由で彼女といるか知らないが
幸せなんだな…

「頑張れよ…応援してるから」

「?」







「おっ…」

パトカーが集まってきたり、何者かが連行されて行ったりと
やたら慌ただしかったが
やっと功やイザークたちが姿を現した


「待て」

と章が言ったが聞こえなかったらしい
ホテルを出て裏側の人目のない方へと歩いて行くのを、慌てて追いかけた


イザークがノリコの肩を抱き、空いている手を功に差し出している
やはり千津美を片手で抱いた功がその手を握った

「功、いったい何をして…」

そう言って功の肩に手をかけた瞬間、周りの景色が消えた



「えっ…?」

いつのまにか、功達のマンションにいた
イザークと功が珍しくびっくりした顔で章を見ている


動揺している章がまだ口をきけないでいるうちに

「か…帰るぞ」
と言って、イザークはそそくさとノリコの手を引いて出て行った




「どういうことなんだ…」
やっと落ち着いた章が訊いた

「守備義務がある…」
やはり落ち着きを取り戻した功がにべもなく言う


「事件のことじゃない、なぜおれはここにいるんだ」

「兄さん、夢でもみたのか」

くっ…こういう時の功に何を言ってもまともな答えは返ってこない


待てよ…

ふと思いついて、台所でお茶の支度をしている
千津美の所へ急いで行った

ちぃちゃんなら問いつめれば、ごまかしたり出来ないだろう


「ちぃちゃん、いったい…」

「きゃあっ」

いきなり声をかけられた千津美が驚いて
手に持っていたやかんをポーンと放り投げた

落ちて来たやかんが頭に直撃して、章はそのままのびてしまった


「よくやった」

兄の後を追って来た功が、千津美の頭にぽんと手を置いた





気がついた章は、あれはやはり夢だったのかと
ぶつぶつつぶやきながら帰っていった


芸能プロの事件は、社長と運転手が結託していただけだとわかり
プロダクションは副社長が後を引き継ぐことになった


イザークとしては不本意なことに
例のPVは一日目に撮影されたものだけを編集して公開された

謎の外人イザークは、もうあっちの世界へ戻っていたが…

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